カーペットの材質
「カーペットやラグに使われる素材なんてみんな一緒なのでは?」と、思っている方はいらっしゃいませんか?
実は、カーペット・ラグはその材質によって様々な性格を持っているのです。カーペットの素材が持つ機能を以下にてご紹介いたします。当社の商品詳細をご覧いただく際には、併せてこちらもご確認ください。
カーペットの素材とは・・・?
カーペット・ラグに使われる素材は、以下のように分類されます。
植物系天然繊維
- 綿
- 吸湿性に優れた天然繊維の綿
肌触りは、とっても柔らかくサラッとしているのが特徴。耐久性に優れているため、衝撃を吸収し騒音をカットしてくれます。 - 麻
- 夏素材の代表格・麻
天然素材の中で最も吸湿性、速乾性に優れ抜群の清涼感を味わえます。汚れ落ちもよく、お手入れが簡単なので、小さなお子さんがおられる家庭にもおすすめです。 - 竹
- すだれのように竹を編んだラグも近年人気が高まっています。
通気性が良く、ひんやりとした肌触りのため、夏の上がり框(かまち)や縁側・リビングなどに使われる方もいらっしゃいます。 - イグサ
- 吸気性や抗菌性が高いイグサは、畳の材料となる植物。
天然素材のため体にもやさしく、フローリングや畳の上などに敷くと、涼やかな空間を作り出すことができます(フローリングの上などに敷く場合は、裏に滑り止めをつけてください)。
動物系天然繊維
- 絹(シルク)
- 呼吸する繊維とよばれる天然繊維シルク
保温性・吸湿性・放湿性に優れ、サラッとした肌ざわりが魅力です。抗菌力も高いため、アレルゲン対策にもおすすめです。ペルシャ段通や中国段通等のシルク段通のような高級カーペットにも広く用いられています。 - 羊毛(ウール)
- 湿気を調節するのに最適な繊維。染色性に優れ、燃えにくいため古代から愛用されています。
保温性が高く、やさしい肌触りで人気があり、また、重量感があるため応接室などでも存在感を発揮します。
化学繊維
- レーヨン
- 高級繊維である絹に似せて作られた化学繊維のレーヨン。
染色性が高いため、美しくデザイン面で優れているものが多いのも特徴。肌触りもシルクのようにしっとりしています。
合成繊維
- ナイロン
- 合成繊維の中では比較的軽い素材のナイロン。
吸水性は低いものの、カビなどの影響が少なく、また磨耗・加圧などに強いため、オフィスの絨毯やホテルのロビーなどで多用されます。 - アクリル
- ウールに似た肌触りの暖かみある合成繊維です。
軽く・薬品やカビなどにも強いという優れた特質を持ちますが、その反面、熱や磨耗に弱いというデメリットがあります。 - ポリプロピレン
- 軽く、磨耗・加圧に強いため、長くお使いいただける合成繊維です。また非常に軽いのも特長。
ただし、吸水性がほとんどないため、調湿効果があまり望めないというデメリットがあります。 - ポリエステル
- 合成繊維の中では最も熱に強いのがポリエステル。
日光や薬品にも強く、カビ・虫などの影響も受けにくいため現在様々な場所で使われています。ウールや綿と合わせて使われることも多いようです。
場所に合わせた素材選び
- ベッドルームなら…
- ウール、ナイロン、ポリエステル
- 冬のリビングには…
- ウール、ナイロン、
- 夏のリビングには…
- ジュート、イグサ竹、コットン、ウール
- 子供部屋には…
- ポリエステル、ポリプロピレン、ナイロン、ウール
- 玄関には…
- ウール、アクリル、ナイロン
- オフィスには…
- ウール、ナイロン、ポリプロピレン、